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【レポート】ドイツ MEINL(マイネル)工場訪問 & MEINLパーカッションフェスティバル2018

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近年、ドライ系のシンバルやトラッシーサウンドの各種エフェクトシンバルを中心にシンバル業界でも注目されているドイツニュルンベルクに拠点を置く『MEINL(マイネル)』工場とMEINL社主催のMEINLパーカッションフェスティバル2018を訪問しました。

http://meinl.jp/

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訪問1日目、ニュルンベルク・グーテンシュテッテンのMEINLシンバル工場内に潜入!
(*工場内部の写真撮影は一切禁止されており、この場でお伝えできる可能な範囲で文章にて説明させていただきます。)(*写真は工場外観およびロビー写真のみとなります。)

MEINLアーティスト担当のノルベルト氏に同行の上、説明していただきました。。

Byzanceシリーズのキャストシンバルのマテリアルは自社トルコ工場にて製造されたものがドイツ工場に送られ、1枚ずつ全品を検品、ウェイト及びサウンドチェックが行われます。

まず、品質管理のところですが、少しでもキズ等が入っているものは全て一旦、切断して再びリサイクルに回します。

シートシンバルはこの工場だけで、1日約4000枚製造されているとのことです。

機械によるプレスでカップを成型。全てのモデルがサイズ毎にコンピュータープログラミングされており、寸分の狂いもなく精密なハンマリングが行われます。その後専用マシンによりレイジング(音溝)を施します。どのマシンも今まで他の工場では見たことのない非常に精密な機械を導入しており、寸分の個体差も生じえないシステムです。バフがけ、ロゴプリントの装着、バーコード貼付、シッピングにいたるまでシステマティックです。

Trash Crashに見られるいわゆる『穴あきシンバル』の穴を開けた後のエッジ処理は手作業により丁寧に行われています。

シッピング(出荷)前に再び担当者により品質の最終チェックがございました。ここでも少しでもキズがあれば出荷から外します。徹底した品質管理といえるでしょう。

工場内は最新の機械を駆使するオートメーション化がされており、製造から品質管理、在庫管理まで一切の誤差や妥協をを許さない徹底したシステマティックな環境と言えるでしょう。無駄のない非常に整頓されたまさにドイツといった工場です。
*現在でも完璧なオートマティックな工場ですが、来年より一部さらに大きな新しい工場に拡大されるとのことです。

工場見学後、ノルベルト氏にMEINL社の運営、企業理念についてのお話を伺いました。

1、『徹底したMEINL愛』

マイネル社では社員自分たちが作っている商品(楽器)がどのように使用されるかを社員全員に理解してらえるよう、例えば会社の経費で社員にMEINL製品を使用するオーケストラのコンサートを鑑賞させたり、またドラマーではない社員に対しては、会社よりドラムセットを支給してドラムを演奏してもらい、レッスンまで受けさせるそうです。
社員全員がドラムを演奏できる。演奏を知るものが正しい製品を作ることが出来る。というMEINL社の経営理念が自然な形で反映されています。そうすることにより、自身の業務への誇り、責任感を持たせることにより品質のアップを図っております。

2、『MEINLファミリーの強化』

MEINL社員だけでなく、MEINLを使用しているエンドーサー、各国のディストリビューター、各国のディーラーを非常に大切にしております。各国のディーラーがより販売しやすいような具体的な什器の提供、年1回のドイツMEINL社でのフェスティバル&ファクトリーへのご招待、MEINLファミリー全員でのゴルフコンペ(ゴルフ場を貸切にて)の実施などより企業として周囲のファミリーとの結束を強固にする施策を常に行っております。

3、『最新のマーケティング戦略によるユーザーの獲得』

マイネルシンバルの品番1枚ごとにyoutubeの動画を撮影&公開しました。下記リンクのハイハットをはじめ、クラッシュ、ライドほか全てのシンバルがチェックできるよう準備されています。しかもすべて同じドラマー、同じセット、同じ角度から撮影したもので比較するには大変わかりやすい動画を公開しました。よりユーザー目線のニーズに応えた形のところで投資している。

その後、工場内のストックルームにてMEINLシンバルの選定買付を行いました。什器の下部にはブルーライトの電飾もあり、シンバル倉庫とは思えない売り場のようなディスプレイのストックルームに驚き!
ノルベルト氏によるはからいもあり、カタログには記載されていないプロトタイプ(R&D)のシンバルまで出していただきました。工場レポートで伝えた通り、精密なマシンによる品質管理により、レギュラーシリーズ・シンバルの個体優劣、音質のバラつきはほとんどないに等しいです。動画で見た、あの音と同じサウンドが手に入りユーザーにとっては嬉しい限りです。
プロトタイプ中心に28枚ほど選定買付しました。乞うご期待!(9月頃入荷予定です。)

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2日目は、年1回開催の『MEINL PERCUSSION FESTIVAL2018(マイネルパーカッション・フェスティバル)に潜入!!初日のレポートでも述べましたが、マイネルファミリーを大事にするマイネル社ならではのイベントです。

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初日に工場見学をした、シンバル工場よりはるかに大きい、マイネルパーカッション倉庫及びマイネル新社屋の敷地にメインホールを中心に各カテゴリーずつ区分されたエリア(ワールド)で構成される大イベントです!

カホンワールド・ラテンワールド・サンバワールド・ドラムサークル・ジャンベワールド・ワールドサウンド(ヒーリング)等に分かれています。それぞれのブースにてパーカッションアンサンブルを行い、参加型のイベントです!

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個人的には、ヨーロッパでは普及している、ヒーリングのブース(シンギングボール民族楽器中心の癒しの部屋)に大変興味がありました。疲れた心身を楽器による音色と振動で癒される。日本でもブームが来るかも!

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メイン会場にはほぼマイネルパーカッション、シンバルがジャンルごとに展示。IBANEZやTAMA商品も展示されていました。もちろんすべてお試し可能です。なんとヴィンテージマイネルシンバルを発見しました。

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また、子供用のキッズエリアや参加者の胃袋を満たすフードコートまであり、参加者は1日中会場内で満足できます。

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その後、サンバチームを皮切りにメインステージにて地元ドイツや各国のマイネルエンドーサーによる演奏が繰り広げられお祭り熱は最高潮!

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ファミリーを大切にするマイネル社ならではの素晴らしいイベントでした。
(余談*その晩は、ワールドカップのドイツ戦があり、さすがサッカー王国。社員食堂に大きなスクリーンが降りてきて異様なほどの盛り上がりを見せていました!)

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全世界で快進撃を続けているMEINL社の企業理念を理解することができました。

最後に、今回のツアーを実現してくださったMEINL社の皆様、国内輸入代理店の(株)キョーリツコーポレーション様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

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About the author

MIKI DRUM CENTER 店長 上原 貴生 高校1年生の1980年代バンドブームの時、ドラムセットに魅了されドラムをはじめる。 その後、大学進学後もオリジナルバンドを中心にFUNK MUSICに傾倒。 ドラム、音楽をきっかけに、人と知り合い、音楽について熱く語りあうことが好きで、三木楽器に入社。 2009年より、大阪梅田にドラム・打楽器専門店MIKI DRUM CENERTオープン。 現在も、千里モータウンのドラマーとしてプレイ。

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