まずはこちらをご覧下さい。
彼が叩いている一見UFOのような楽器、ご存知の方も多いでしょう。
スイスのPanArt社が2001年に発表した「ハングドラム」です。
そのオリエンタルで幻想的なサウンドにやられてしまった人たちが続出し、今では世界中で演奏される程になりました。
日本ではビョークのツアーにも参加していたマヌ・デラーゴ氏が有名ですね。
日本でも10年くらい前から注目されてきた楽器なのですが、その割に国内で見かける機会はなかなかありません。
なぜなら
「出回っていない!」
現在ハングドラムは日本には輸入されておらず、稀にオークションで出品されるものを落札するくらいしか手に入れる方法が無いんです。
国外でもPanArt社の純正品はオーダーしてから手に入れるまで数年かかることもあるとか…。
「高い!」
レプリカ品でも20万超え!これはなかなか手が出しづらい… 。
そんなこんなで「なにこれ!めっちゃいいじゃん!」から「ダメだこりゃ!」
と諦めてしまった皆様、こちらをご覧下さい!
きました!ハングドラム待望のデジタル楽器化です!
名前は「OVAL」
スペインのOVAL SOUND(https://ovalsound.com/)という会社の製品なんですが、資金調達サイトKickstarterで出資者を募った結果、この夏めでたく製品化が決まったようです。
見た目はハングドラムのまま、少し洗練させた感じです。
音も紹介動画を見た限り本物にかなり近い印象。
アタックの強弱をセンサーが感知して細かいニュアンス表現も出来るみたいです。
iOS、Androidの専用アプリで細かい設定も可能。MIDIにも対応しているのでPCを使った楽曲制作にも良いですね。
ちなみにケースも洒落ています。
気になるお値段は499ユーロ(約67,000円)。うん、これなら出せる。