【超宣伝です。出演者募集】アコースティックで演る!音楽の本質に触れる!

日頃からお世話になっているサウンドスタジオノアさんの宣伝を失礼いたします。


電気を使った音楽は20世紀以降の音楽に大きな影響を与えました。いまバンド、というと基本的には電気を使った楽器を使用するのが主流となっています。しかし、メロディやハーモニーといった楽曲のよりピュアな部分を表現するのにピアノや、ギターといったアコースティックな編成での演奏は、今でも充分強力な表現手段です。それを証明するかのように、エレクトリックが基本のアーティスト、バンドにも数多くのアコースティック編成による名演が残されています。

1970年代、まさしくロックの王者という貫禄で世界中を熱狂させたレッド・ツェッペリン。彼らはもともとデビュー・アルバムで既にアコースティック色の強い曲を既に披露していましたが、2枚目で一転、徹底してハードなロックンロールに挑み、さらに二転、3枚目でLP片面をまるまるアコースティックナンバーで固めるという荒業によってわが道を切り開いてきました。実際のライブセットでは3枚目発表後のツアーで中盤にアコースティックセットを挟むようになりました。それはステージの端に並べたイスに座り、アコギ、マンドリン、タンバリンや太鼓を使ったブリティッシュ・フォークからの影響が濃厚なパフォーマンスを繰り広げました。このあとツェッペリンはアコースティックのみならず中東の民俗音楽にまで貪欲に取り込み、同時代のミュージシャンはおろか、21世紀の現在でも誰にも到達できない高みへと上り詰めました。
1980年にドラマー、ジョン・ボーナムの死によって解散。数回の単発の再結成ライブを経て1993年、ボーカルのロバート・プラントと、ギターのジミー・ペイジが当時人気だったテレビ番組、MTVアンプラグド内で「ペイジ&プラント」としてアコースティック編成でツェッペリンナンバーを披露。最後はガッツリ、レス・ポールで「カシミール」を弾き番組の趣旨を若干ぶち壊しにする素晴らしい名演を披露したものです。

MTVアンプラグドときくと、アラフォーである筆者の世代はやはりニルヴァーナが印象的でした。ご存知の通り、1994年4月にカート・コバーンは自ら命を絶ってしまったわけですが、その半年前の1993年10月にMTVアンプラグドに出演しました。当時もこの出演の話題は期待と驚きと「そんなバカな」というリアクションで迎えられ、日本の雑誌の音楽情報の記事でも、放送前まではニルヴァーナにそんなことができるのかと懐疑的な論調で紹介されました。しかし、いざ放送された番組はカートのシンガーソングライターとしての可能性、そして彼の音楽的ルーツ、そしてそのルーツへのリスペクトに溢れた素晴らしいものでした。その後、カートのデモテープが小出しに公表されていきますが、彼はそのニルヴァーナの楽曲をギター1本で作っていました。むしろアンプラグドでの姿が彼の本質に近かったのです。彼が亡くなったとき、テレビのニュースではほとんどがこのアンプラグドの映像を用いていて、無数の花が飾られているのにどこか寂寥感を漂わせる印象的なセットの雰囲気も手伝ってなんともいえない気分になったのをよく覚えています。

そのほかにも、KORNが名曲を弦楽をまじえてやってみたり、

サ・フーの名曲を、ピート・タウンゼント自らが弾き語ってみたり、

デヴィッド・ボウイの名曲をセウ・ジョルジがポルトガル語でカバーしてみたり、

曲そのものの真価が発揮される名演ばかりです。
ギターを持って気軽にやれるのも、まさに音楽を楽しむ、と言う趣で素晴らしいですね。

それが一番大事かもしれません。

【出演者募集中!】
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アコースティック
https://www.studionoah.jp/news/all/2016/04/_presents_1.html


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