「ドラマーなら昼飯抜いてでも買うべきCD」といえば、
ブレッカー・ブラザーズの「HEAVY METAL Be-Bop」であることは、
ドラマーであれば、誰も異論はないはずだ。
そのアルバムでドラムを叩いているのは、
もちろん我等がテリー・ボジオ大先生だ!
現在、THE BRECKER BROTHERS HEAVY METAL BEBOP BAND REUNIONと題し、
1975年の同ライブのメンバーでの、完全再現ツアーを敢行中のボジオ先生。
来る2014年11月26、27、28日には、日本公演も予定されている(https://clubcitta.co.jp/001/tbbbr/)
そんななか、ボジオ先生の衝撃映像を発見したので、ここでご紹介したい。
なんと、いつもの要塞的ドラム・キットに代わり、
バスドラから、タム、スネアに至るすべてが「シンバル」で構成されている、
奇妙なドラム・セット。これをボジオ先生は見事に、
時にメロディックに、時に激しく、叩きこなしている!
ドラマー諸君。
この映像を見て、何を学ぶか。
そう。ドラムは楽器が主役なんじゃない。
ドラマーから湧き出る「グルーヴ」こそが大切。
そのグルーヴさえあれば、
全部シンバルだろうと、全部カウベルだろうと(それは無理か?)、
きっとサウンドするのだ!
「ボジオ節」とも言える、
ハイスピード6連フレーズも聴けるので、
是非とも楽しんでもらいたい!