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ハード・ロック界の巨人と400個の太鼓:コージー・パウエル

コージー・パウエル。

ハード・ロック界にその名を轟かせた巨星。

1971年にジェフ・ベック・グループでデビュー、

のちにソロ活動と並行して、レインボー、マイケル・シェンカー・グループ、

エマーソン・レイク&パウエル、ブラック・サバスと名だたるバンドに名を連ねた。

バンド以外にも共演者はロバート・プラント、グラハム・ボネット、ブライアン・メイ、

そしてイングヴェイ・マルムスティーンとハードロックの王道を行く猛者たちばかり。

その稼働していなければ死んでしまうと言わんばかりのワーカホリックさ、

そしてそれを支える驚異的な身軽さを日本のファンは「渡り鳥」と呼んだ。

いまとなっては懐かしいアニメ「けいおん!」でもネタにされたほどだった。

1998年、自動車事故でこの世を去った後も、

一発でコージーとわかるドラミングはファンを増やし続けている。

しかし、この動画はなんだろう。

司会者の話(と変なスーツ)から察するに1980年代半ばと思われるが、

なにか記録を作るテレビ番組でコージー様が「俺は1分でドラムを400個叩けるぜ」と豪語している。

司会がトークしている間はぽりぽり腕を書いたり、なかなかな手持無沙汰加減を披露。

そして叩くドラム400個の画力!

いざ始めたらしっかりコージーの音でぽっこぽこぽこぽこ、

そしてたまにヘッドを空振りしてリムを「カツッ」と鳴らしているのが適当でいい!

途中で「わ~い」という感じで走り抜け、

最後は怒涛のラッシュでゴールイン!!

58秒!

そしてけっこう疲れちゃうコージー様!

肩で息をする姿が素敵です!

コージー・フォーエバー!

cozy

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About the author

サウンドスタジオノア田園調布店店長。 好きなドラマーはジョン・ボーナム、チャーリー・ワッツ、トニー・ウィリアムス、川西幸一さん。 中学生のころ、ローリング・ストーンズ初来日公演をテレビで見て、 一番おじいちゃんに見えたチャーリー・ワッツに衝撃を受けてドラムを始める。 その後、ユニコーンのコピーバンドで「大迷惑」が叩けず、バンド内人事異動でギターに転向。 以降、ドラムとは愛憎関係が続いている。 ドラムがカッコよければ、どんなバンドもカッコいいという乱暴な考えを持つ。

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