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2015年4月12日、大阪で行われたサカエドラム90周年記念、サカエドラムのすべてが分かる体験型イベント「Feel the SAKAE」を取材させていただくというチャンスに恵まれました!…筆者にとって4649Drum.comライター初仕事がこんなビッグイベントになるとは、、大丈夫かいなホンマ。。
開演前
会場となったのは大阪 東梅田のamHALL会場。商店街のど真ん中には一時間半前からすでに長蛇の列ができていた。
リハーサル
この頃会場内では入念なサウンドチェックが行われていた。サカエドラムのデザイナー辻氏が会場の中を歩き回りながらスピーカーからの出音、ドラムセットの近くからの音を確認したりと最後の最後まで細かな調整をしていた。緊張感がありつつも、どこか和気あいあいとしていてアーティスト、スタッフ、関係者が一丸となって音を作っていく姿が印象的だった。
会場の中にはステージ以外の客席側にも4つのドラムセット(The Almighty maple, The Almighty Birch,Trilogy,Celestial)が備え付けられていた。更にこの日の主催者YSCPlanningによる防音室まで設けられ、希望者はドラムセットを叩くこともできるという素晴らしい空間が用意されていた。しかも、会場から5分ほどの場所にはドラムの試打専用会場まで設置、無料でドラムを体験してもらうという気合の入れっぷり。これはすごい!すごすぎるぞ!!まさに、サカエを感じる一日となりそうだ。
なんとこの日会場に用意されたドラムセットのチューニングは出演アーティストのMASUO氏によるもの。迷いなく素早く音を決めていく様子はまさにプロの一言。手のひらで打面を触りながら表、裏と張り具合をしっかりと確かめて調整していた。
会場オープン!
14時に会場がオープンすると一気にお客さんが流れ込んできた。 若い人が目立つが、お年寄りから子供連れまで幅広い層のお客さんが来場されているのも印象的だった。サカエドラムの積み上げてきた90周年という長い歴史を垣間見ることができた。
ステージ演奏トップバッターは大喜多氏!
会場よりまもなくこの日の目玉の一つアーティストによるステージでの演奏が始まった。司会の方の軽快なアナウンスに迎えられ登場したのは、Nothing’s Carved In Stone で活躍されている大喜多崇規 氏。Nothing’s Carved In Stoneの楽曲から4曲をプレイ。
この日はドラム以外のギター、ボーカル、ベースなどのオケをバックにドラムを生演奏すると言うもの。ドラムのみの演奏とはいえすさまじい迫力であった。 大喜多氏の演奏はとにかく正確かつパワフル。熟練したドラマーが持つ高い能力にお客さんも大満足の様子だった。
ドラマーの気になる防音室のプレゼンテーション
大喜多氏の演奏の後は大盛況のうちに終了。大きな拍手が会場を包んだ。 続いて、在阪のドラマー4人とYSC Planning代表取締役の瀬脇氏による防音室に関するトークセッションが行われた。
YSC Planningは大阪で防音工事やリフォームなど様々な事業を行われている会社。今回のFeel the SAKAEの主催者でもある。 家での防音対策についてドラマーからの質問が寄せられた。生ドラムの本気の演奏はやはり防音工事以外では簡単には防げないが、チューニングやゴムパッドを使った演奏練習ぐらいの音量であればグラスウールなど市販の素材で防ぐ方法などもあるとのこと。 防音工事費や会場内に設置された防音室の説明など、ドラマーなら誰しも気になる内容で、最初はざわついていた会場のお客さんも次第に聞き入っていたのが印象的だった。
ドラマー 伊藤氏によるドラムセットThe Almightyの試打
続いて大阪を中心に活躍されるドラマー伊藤氏によるドラムセットの試打が始まった。 普段はツインドラムのバンドをしながら、ドラムのレッスンの講師などをされているとのこと。ドラムのレッスンで音楽スタジオを利用した際、たまたま出会ったサカエドラムのバスドラムや、タム、スネアなど響きのよさに魅了されたそう。 The Almightyについてはきれいな響きでロックや静かな曲までまさにオールマイティな機種とのこと。
この日は2種類の異なるシェル材質(Maple , Birch)のセットが用意されていたので音質の違いや、ツインドラムで両方同時に叩いた時の音の混ざり具合などをデモンストレーション。お客さんも興味津々で聞き入っていた。 「別会場でお客さんも試打ができるので是非試してください。最後に地元大阪にこんないいドラムメーカーがあることを嬉しく思います。皆さんも誇りに思っていただけると良いです」との伊藤氏の挨拶に会場からは自然と拍手がこぼれていた。