Feel The SAKAE 集合写真

サカエドラム90周年記念イベント -feel the SAKAE- 体験レポート!!

←前のページ: Nothing’s Carved In Stone大喜多 氏によるステージ演奏!! 

ステージ演奏、2人目は MASUO氏!(Back Drop Bomb)

ステージ演奏二人目はBack Drop BombよりMASUO氏!90年代日本のロックシーンを支えてきた大物ドラマーだ!この日はBack Drop Bombの楽曲から4曲をプレイ。 Back Drop Bomb MASUO ドラムプレイ at Feel the SAKAE

MASUO氏のプレイはとにかく「カッコイイ!」の一言。曲に合わせてラフなプレイもきっちりしたプレイも自由自在。オープニングなどやここぞという時のフィルの勢いや正確さなど、筆者もいい歳ながら思わず興奮してしまった!

Back Drop Bomb MASUO ドラムプレイ02 at Feel the SAKAE

Back Drop Bomb MASUO マイクでの挨拶 at Feel the SAKAE

司会の後藤氏によるドラムセットTrilogyの紹介

大拍手の中、MASUO氏の演奏が終了。

つづいて会場内のドラムセットTrilogyの説明と試打が行われた。

Feel the SAKAE 司会の後藤氏によるドラムセットTrilogyの紹介

あまりの司会のうまさにプロの司会者だと思っていたが、司会の後藤信介氏はなんとプロのドラマーの方だった。今回サカエのために司会を買って出たとのこと。

Trilogyの特徴としてはビンテージ楽器の良さを新品で味わえるようにというコンセプトで作られており、ソフトな歌もののドラムやポップス、ジャズなど様々な分野で強い力を発揮するとの事。後藤氏もサカエドラムを紹介できることを光栄に思うこと。大阪にこんなドラムメーカーがあることを誇りに思うと言っていたのが印象的だった。

 会場の皆さんにも聞いてみました!

各ステージの合間をぬって、来場されているお客様にも何名かお話を伺うことが出来たのでご紹介させていただこう。 普段はIT系にお勤めの石原さんにお伺いした。なんと石原さんは4649Drum.comもご覧になられているそうで取材に快く応じてくださいました。ありがとうございます!

Feel the SAKAE  来場者インタビューその01

――今回Feel the SAKAEに参加されたきっかけは何でしょうか?

やはり生の音が聴けるというのが大きいですね。やっぱりドラムキットって素材の違いによって、カタログで見てもどういう音がするのかわからないんですよね。それが生で聴けるんだったらぜひ聴いて見たいということで。

――今回Feel the SAKAEに実際に参加されてみてどうですか?

すごいいいイベントですね。楽しいです笑。

――別会場で試打も行われているようですが、そちらには参加されますか?

もちろん参加します!Trilogy、Celestial、Almightyの3つを叩いてくる予定です!

――公演終了後、試打会場の前でお話を伺った一部を紹介。

――試打会に参加されていかがでしたか?

楽しかったですね。ただ参加時間5分はちょっと短かったですね。今回はTrilogyの音を確認しに来たのですが、甘くて暖かくて太い音が出て小さな口径のジャズドラムにすごい良さそうでした。 3種類それぞれに個性があってどれを叩いても楽しかったです。 Trilogyですがコテコテなジャズキットが欲しかったのでものすごい物欲を刺激されましたね笑。新色3色が限定だと言われたっていうのもまた。。モッドオレンジが気になりますね。

――これからのサカエドラムに応援の一言をお願いします。

応援したい気持ちはすごくありますね。昔からやってるドラマーだったらみんな知ってるんですが、現在は某Y社から離れてやられていますし、余計に応援したい気持ちが強いです。これからもソナーかサカエかというくらいに世界と競っていってほしいと思います。サカエから世界へ!

――ありがとうございました!

 ステージ演奏アーティストとサカエドラム辻さんのトークセッション

大喜多崇規(Nothing curved in stone )、MASUO(Back Drop Bomb),真太郎(Uverworld)とサカエドラム辻さんのトークセッション  写真01

ステージ演奏のアーティストとサカエドラム辻さんのトークセッションが行われ、それぞれサカエドラムに関する思いなどを語っていた。こちらも一部を紹介させていただこう。以下敬称略。

――司会(後藤):まずは辻さんに話をお伺いしたいと思います。

辻:だいぶ時間がかかってしまいましたが、Almighty,Trilogy,Celestial今年で3機種やっと出揃ったという感じですね。

――司会:かなり時間をかけて僕達アーティストとデモ機を実験をして前途多難があった中でやっと出揃ったという形ですね。

辻:今年に関しては、特に何を出そうというのはあまりなくて、熟成したら出す。納得が行くまで開発を進めて、納得いったものしかリリースしないんですよ。

――司会:大阪の会社だとせっかちであたらしいのを行けや行けやで進めて行くっていうイメージがあったんですがサカエは違うんですね。

辻:そうですね。

――司会:別会場にて試打ができますのでぜひお客様もお楽しみください。ではステージパフォーマンスをしてくれたアーティストを紹介したいと思います。大喜多さん。MASUOさん。真太郎くんどうぞ。

大喜多崇規(Nothing curved in stone )、MASUO(Back Drop Bomb),真太郎(Uverworld)とサカエドラム辻さんのトークセッション  写真02

――司会:それぞれサカエドラムを選んだ経緯を教えていただけますでしょうか?

MASUO:一番ちゃんとしてるメーカーなんですよ日本で。大きい声で言っていいと思うけど。 ちゃんと日本で作ってる唯一のメーカーと言うか。音も素晴らしいし、アーティストの意見がすごく通りやすい会社なんですよ。

――司会:僕達関西在住のドラマーも本日はいっぱい手伝いに来ているんですが、アマチュアドラマーの意見とかもすごく取り入れてくれてこれだけすごい楽器を創っているところやのになぜそこまで聴いてくれるのっていう素晴らしさはいつも感じていますね。真太郎くんはどうでしょうか?

真太郎:僕はMASUOさんに紹介してもらってレコーディングで使ったのがきっかけですね。

――司会:もう使って長いんですか?

真太郎:5年くらいですね。

――司会:皆さんそう考えるとかなりのヘビーユーザーですね 大喜多さんはいかがですか?

大喜多:僕は4年くらい前にBIGMAMAのリアドくんと対バンしたときに彼が使っていたドラムを聴いて、辻さんに連絡しましたね。

――司会:なるほど、では今メインで使われているキットについてご説明いただけますか?

MASUO:僕はCelestialですね。Back Drop Bombではこれを使ってまして、もうひとつはAlmightyの26インチの大きいやつを使っています。現場によってその2台を使い分けています。

真太郎:僕は、Almightyですね。こだわってサイズを言ったりとかではなくてサカエさんがつくっていいと思ったものを僕もいいと思ってます。基本的にサカエさんの作ったものを信頼してるんで。

――司会:これから演奏ですが、すごいセットが組まれてますよね。サカエさんが集めに集めた技術の結晶と言うか。あとで皆さんに見て欲しいです。そして、大喜多さんはいかがでしょうか?

大喜多:僕も、Almighty の mapleですね。ツアー前とかに辻さんに連絡して相談するんですけど。今回はバスドラこうしてみようかといってるうちにタイコがどんどん増えていくっていう笑。 うちのスタッフがタイコがちょっと増えすぎて困ってるところをゴリ押しして使ってます。

辻:この間、これ以上増やさないでって怒られたよ。会場笑

大喜多崇規(Nothing curved in stone )、MASUO(Back Drop Bomb),真太郎(Uverworld)とサカエドラム辻さんのトークセッション  写真03

――司会:ここで本日残念ながらスケジュールの都合で参加できなかった元T-SQUAREの則竹裕之さんからビデオレターを頂いております。

則竹:どうも皆さんこんにちは。ドラムの則竹裕之です。今日はFeel the SAKAE スペシャルイベント開催おめでとうございます。 僕も早いものでサカエユーザーになって一年ほど経つんですけれども使えば使うほどその魅力にとり憑かれている毎日でございます。実はサカエさんの工場のある大阪の今川という街は、僕の生まれた街の駅の隣の駅なんですよね。本当に人生のご縁を感じている今日この頃なんですけれども、東住吉のものづくりパワーを世界に発信するために僕も全身全霊で日々の演奏に臨みたいと思います。

残念ながら今日はライブに伺えませんけれども素晴らしいゲストの方もいらっしゃるということで素晴らしい盛り上がりを見せますように、皆さんご唱和ください。Feel the SAKAE!! ありがとうございました。

――司会:ありがとうございました。則竹さんのライブ情報はホームページなどを是非チェックしていただけたらなと思います。色んなジャンルの方がサカエドラムを利用されています。僕もTrilogyを使わせてもらってまして歌ものやフォークソングなどの現場ではすごく重宝しています。皆さんもバンドでサカエドラムを使っていてここは聴いてほしいなと思うところはありますか?

真太郎:全部です。ドラムをやってる人もやってない人も今日の会場にはいると思うんですけど、めちゃくちゃ音いいんですよ。あんまり細かいことは僕もわからないんですけど、体感としてこんなの初めて、というかすごいというか、サカエすごい!みたいな感じですね。

MASUO:すごいんだよ。 真太郎:そうですね、濡れてすごいみたいな。。いつも変な話ばっかりしていますけど。ドラムの音の表現としては、締りが良くていい音なんですよね。変な意味じゃなくてね。

――司会:締りの悪い楽器ってポワーンと広がった音になってしまうけど、締りがいい楽器ていうのはドンッと鳴ってくれてそういう感じがロックをするときにはぴったりあってますよね。

真太郎:そうですね。そういうことです。

(略)

――司会:最近メイドインジャパンですべてを作り尽くすというメーカーが最近減ってきています。人件費や原材料費の高騰など、日本で作るとなると大変なお金がかかるんですけれども、そこをしっかりコントロールしながら楽器を作っているのがサカエドラムのすごいところやと思いますね。ましてやそれを大阪でやっているというところがまた面白いですね。うまいこと言えましたかね? では、大喜多さんオチは?

大喜多:オチ?。サカエドラム、ホントいいですよ。ドラマーって色んな楽器使いたがるんですよ。色も違ったりするから今回のレコーディングではこれ使って次はこれ使おうみたいな。でもサカエにしてからそういうのがなくなりましたね。それだけで全曲録れるっていう。

一同:うなずく

――司会:それではお客様から何かご質問ありますでしょうか?ではそちらの女性のかたどうぞ。

女性のお客様:真太郎さんのドラムの音がすごく好きで。特にタムの連打の音がすごくはっきりしててすごくカラフルに聞こえてくるんですけどチューニングするときに気をつけていることとかありますか?

真太郎:あります。基本的にツアーもレコーディングも僕はチューニングは全くせずにMASUOさんに任せていることです。なのでチューニングの秘訣はMASUOさんを連れて行くことです。

一同爆笑

――司会:笑 ではMASUOさんに伺いましょうか。色んなチューニングの機械出てますけど、やっぱり頼るところは耳なんですよね?

MASUO:いい感じにしてますね。(機械をつかって)テンションで確認する人もいるみたいですが。でも叩く場所によって音が変わるので均等に音を合わせていって、上と下のバランスをちゃんと整えると綺麗に伸びる音が出てくるんですよ。あとは他の楽器と干渉しないようにも気をつけますね。真面目な話をするとそんな感じです。

――司会:ありがとうございます。では続いて奥の男性のかた。

男性のお客様:三人にお伺いしたいのですがドラムを始めたきっかけと影響を受けたアーティストを教えていただけますか?

真太郎:僕は父親が趣味でジャズドラムをやっていて家にドラムセットがあって、中学校の文化祭などで始めたのきっかけといったところです。ちなみに実はそのドラムセットがサカエで作られたものだったんですよね。去年綺麗にメンテナンスをしてもらいました。 影響を受けたアーティストを上げるならたくさんいる中で、やはりMASUOさんですね。恐縮です。高校生の頃にBack Drop Bombのライブビデオとかを見て本当に好きでした。

MASUO:笑 ありがとうございます。

――司会:では、大喜多さんはいかがでしょうか?

大喜多:僕は中学の吹奏楽部ですね。新入生歓迎会で演奏された「SING SING SING」とかがすごいかっこ良くて、ドラムしたいと思って入部したのがきっかけです。当時は全然叩かせてくれなくて三年間基礎練習ばっかりでしたね。

――司会:厳しいクラブやね。イメージだと吹奏楽やってる人はジャズにいったり、ポップスにいったりと思うんですがなぜロックの方向に?

大喜多:まあ、ドラマーあるあるの一つだと思うんですがジャズに挑戦して挫折したという感じですね。

――司会:笑 わかります。ではMASUOさんはいかがでしょうか?

MASUO:音楽が苦手なんですよもともと。音符とかいまだに読めないし。いわゆるバンドブームの頃に高校生くらいで、(ドラムは)音符がないから始めたという。やってみたら実際はあるんですがまあそこはもうなんとかっていう感じですね。

――司会:なるほど。では影響を受けたドラマーは?

MASUO:ハードコアパンクが好きなんで、鉄アレイとかですね。

――司会:今だったらYoutubeで見れますよね?

MASUO:そう、怖いお兄さんたちが出てくると思いますけど笑。あとはわかりやすいところで言うとチャド・スミスとかですね。

――司会):なるほど。影響を受けたアーティストはばらばらですけどみんなサカエドラムを使っているということですね。真太郎くんはこれからライブを控えているのでこちらの方でトークセッションを終わらせていただきたいと思います。Feel The SAKAE!!

→次のページ Celestialの試打・Uverworld真太郎 氏のステージ演奏!!


Categories: